CASE▽
事務所間の音漏れクレームに対する遮音性能調査

依頼主:設計事務所
目 的:遮音性能の改善


現状把握


目的

隣接する事務所からの会話音が聞こえるとのクレームがあり、現況の遮音性能を把握し対策検討のための資料とする事を目的とします。(乾式壁、可動間仕切り壁)


測定

空気音遮断性能測定を行い、事務所間の遮音性能を確認します。また、どの部位から音が漏れているかを調査し、対策の必要な個所を特定します。


対策検討


測定した結果、遮音性能はD-25であり、一般的な事務所に必要な遮音性能は確保されていませんでした。

推定される音漏れの原因として、下記項目が考えられます。 

  1. 間仕切り壁の遮音量不足
  2. ブラインドボックス内からの漏洩伝搬
  3. 天井パネルと、間仕切壁上部の間(床と壁の取り合い部)からの漏洩伝搬
  4. 配管PSボックス内からの漏洩伝搬
  5. 出入り口扉周辺からの漏洩伝搬
  6. システム天井裏経由の伝搬

対策として、天井裏からの回り込みによる遮音低下を抑えるため、間仕切壁を天井スラブまで施工し、間仕切り壁を現状の遮音性能よりも1ランク上のものを採用しました。


対策後


対策後の測定は行いませんでしたが、音漏れによるクレームはなくなったことから、遮音性能は改善されたと思われます。